パルファン・クリスチャン・ディオール
クリスチャン・ディオールが数々の香水やコスメラインで成功していることは現在広く知られていますが、ディオールにとって、香水とは女性には欠かせない必須アイテムでした。
女性を演出するために、女性に相応しい香水を作らなくてはならない、と考えた彼は、香水事業にも力を注いでいきます。
ディオールは、オートクチュールと香水事業分けて管理することで、事業の円滑化を図ろうとしました。
このような経緯で1948年に設立されたのが、香水やビューティラインに特化した会社「パルファン・クリスチャン・ディオール」です。
ディオールが初めて香水をリリースしたのはその前年の1947年、この年に、「Miss. Dior」が発売されました。
そして「パルファン・クリスチャン・ディオール」設立後に香水事業はそちらが引き継ぎ、1949年に「ディオラマ」、1956年に「ディオリッシモ」が発売されます。
ディオールはあるインタビューで、「女性らしさを完全に表現するために、香水は欠かせないもの。画家が絵画を仕上げ、最後にサインをする時のような瞬間」と話しています。
「パルファン」の方の事業もまた大成功を収め、ディオール亡き後も、「プワゾン」(1985年リリース)、「デューン」(1991年)、「ドルチェ・ヴィータ」(1995年)、そして「ジャドール」(1999年)と次々にヒット商品を生み出していきます。
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