ロジェ・ヴィヴィエとディオール
ファッションをより輝かせるために、足元のお洒落は欠かせません。
世界にはクリスチャン・ルブタンやジミー・チュウなどのエレガントな靴を作る職人がいて、彼らは美しい靴を作り続けています。
クリスチャン・ディオールにとっても、靴はコーディネートで最も重要なパートでした。
そして、ディオールの理想とする靴を作り、ディオールブランドからシューズラインを発表したのがロジェ・ヴィヴィエです。
ディオールと出会った当時のヴィヴィエは、帽子を作っていました。
「ニュー・ルック」によるディオールの成功にヴィヴィエは興味を持ち、ディオールとの会食が実現したのですが、ディオールは彼の作る帽子にはあまり興味をそそられないようでした。
しかし、オートクチュールの仲間たちがディオールとヴィヴィエの間を取り持ち、ヴィヴィエはディオールの専属靴職人の地位を得たのです。
ヴィヴィエの靴は彫刻のように繊細な作りをしていてとてもエレガントで、彼は英国の女王・エリザベス2世の戴冠式の靴のデザインも手がけました。
1953年、クリスチャン・ディオールからヴィヴィエが指揮を執った靴専門店「クリスチャン・ディオール S.A.R.L.」が設立されます。
ディオールのアトリエとは隣同士の立地です。
ヴィヴィエの靴はディオールのコレクションの中でも登場し、ディオールとヴィヴィエは黄金のクチュールコラボを実現し続けていきます。
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