ダイアナ妃と「レディ・ディオール」(Diana Spencer, 1960年7月1日~1997年8月31日)
ダイアナ・元英国皇太子妃は、クリスチャン・ディオールの広告塔であったわけではありません。
ここでは、ダイアナ妃によって世界のアイコン的バッグになった「レディ・ディオール」とダイアナ妃の物語をお話しようと思います。
バッグ「レディ・ディオール」が誕生したのは、1995年のことです。
しかしこの当時、特にダイアナ妃を意識してバッグが作られたわけではありませんでした。
バッグは、すぐにシラク大統領夫人(当時)に気に入られ、シラク夫人がダイアナ妃(当時)に、パリの展覧会に来る際に是非使ってほしいとバッグを送りました。
ダイアナ妃はそのバッグをとても気に入り、その後、彼女は同じバッグの、全ての柄と色のものを購入しました。
「レディ・ディオール」が初めてダイアナ妃によってお目見えしたのは、1995年11月のことです。
この時、英国・バーミンガムにある孤児院にダイアナ妃が訪れた際、彼女はレディ・ディオールを持ち歩いていました。
この時に撮られた写真が世界に広まり、「ダイアナ妃のお気に入りのバッグ」とクローズアップされたのです。
その数週間後、アルゼンチンを訪れたダイアナ妃は飛行機から降りてくる際に、やはり「レディ・ディオール」を持っていました。
このことから、「レディ・ディオール」はダイアナ妃のイメージと結び付けられ、「最も女性が憧れるバッグ」として、一躍世界で大ヒットすることになったのです。
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