ケイト・モス（Kate Moss, 1974年1月16日～）
ケイト・モスは、ほかにはない圧倒的な存在感を持つモデルです。
彼女は14歳の時にJFK空港でスカウトされてモデルになりましたが、その当時のグラマラスなスーパーモデルブームとあまりにかけ離れた存在でした。
ですから、後の長きにわたる成功を、彼女自身全く予想していなかったと思います。
ケイト・モスが注目されたのは、1993年、カルバン・クラインの香水「Obsession」の広告でのことです。
カルバン・クラインは、センセーショナルな方法で彼女を頻繁に広告に起用し、「ウェイフルック」「ヘロインシック」などの新しい流行を生み出しました。
彼女の痩せすぎな体つきから拒食症説がしばしば流れ、メディアに露出するたびに彼女はバッシングを浴びせられていましたが、それでも堂々と現在までトップモデルの地位を維持しています。
モデルとしては貴重な個性が多くのメゾンを魅了することになり、クリスチャン・ディオールも2005年に彼女をバッグラインの広告に起用しています。
2011年にはディオールから新しく発売されたリップスティック「アディクト」の広告に、再びケイト・モスを起用。
当時、彼女は英国のコスメブランド「Rimmel」の広告塔でもありましたが、ディオールのサンプルリップを試し、すっかりその使い心地に魅了されてしまったようです。
90年代頭には既に頭角を現していた彼女は、現在でも人々が最も憧れるモデルの一人です。
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